米ライト・エイドが2度目の破産申請=小売業者との競争激化

時事通信社
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ライト・エイド
(i-stock/rivernorthphotography)

 【ニューヨーク時事】米大手薬局チェーンのライト・エイドは5日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を裁判所に申請したと発表した。2023年10月の同条申請に続く2度目の破綻となった。推定負債額は10億ドルから100億ドル。

 アマゾン・ドット・コムやウォルマートなど小売業者との競争が激化する中、ライト・エイドは店舗数を大幅に縮小していた。インフレによる消費者の節約志向も逆風となった。

 同社の声明によると、顧客は店舗やオンラインで処方箋やワクチンを引き続き入手できる。シュローダー最高経営責任者(CEO)は「薬局サービスの継続と、可能な限り多くの従業員の雇用維持を最優先課題として取り組む」と強調した。

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