〔海外決算〕マクドナルド1~3月期は減収減益=米国の既存店売上高3%減

【ニューヨーク時事】米ファストフード大手マクドナルドが1日発表した2025年1~3月期決算は減収減益だった。世界の既存店売上高は1.0%減少。同社は前年のうるう年の影響がなければほぼ横ばいだと説明したが、米国では3.6%減少した。
ロイター通信によると、調整後の1株当たり利益は市場予想を上回った。そのほかの地域の既存店売上高については英国の減少が目立ったが、日本や中東は好調だった。
トランプ米大統領の高関税政策を受けて景気後退や物価高の再燃懸念が広がる中、声明でケンプチンスキー最高経営責任者(CEO)は「消費者は現在不確実性に直面している」と指摘。過去の実績を踏まえ「最も厳しい市場環境さえも乗り越え、市場シェアを獲得する能力があると確信している」と強調した。
◇マクドナルド(MCD)決算の概要
25年1~3月 前年同期
売上高 5,956 6,169
純利益 1,868 1,929
1株利益 2.67 2.70
(注)売上高と純利益の単位は100万ドル、1株利益は調整後、ドル