中国景況感、3カ月ぶり節目割れ=トランプ関税で下押し圧力―4月

時事通信社
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中国・北京市内のスーパーで買い物する人
〔写真説明〕中国・北京市内のスーパーで買い物する人(EPA時事、資料写真)

【北京時事】中国国家統計局が30日発表した4月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は49.0と、前月から1.5ポイント低下し、景気の拡大・縮小を判断する節目の50を3カ月ぶりに下回った。トランプ米政権の対中関税引き上げで、中国経済に強い下押し圧力が加わっている。

 トランプ政権は4月、対中追加関税を145%に引き上げた。中国も直後に125%の報復関税で応じた。

 4月のPMIのうち、需給の強さを示す新規受注と供給はいずれも前月から3ポイント近く低下した。統計局の専門家は「外部環境が急変した」と対米貿易戦争の影響を示唆。外需関連指数の新規輸出受注は44.7と、前月から4.3ポイント下がった。 

 同時に発表されたサービス業の動向を示す非製造業ビジネス活動指数は50.4。節目は上回ったものの、前月と比べると0.4ポイント下がった。統計局は海運などが不調だったと説明した。

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