24年度のスーパー売上高、1.4%増=5年連続、コメや農産品高騰で

時事通信社
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東京都内のスーパーで買い物する人たち
〔写真説明〕東京都内のスーパーで買い物する人たち=21日(EPA時事)

 日本チェーンストア協会が24日発表した2024年度の全国スーパー売上高は12兆7643億円だった。既存店ベースでは前年度比1.4%増となり、5年連続のプラス。節約志向から買い上げ点数の減少が続いたが、コメや、野菜といった農産品が高騰。メーカーの値上げに伴う食料品などの店頭価格の上昇もあり、販売額は伸びた。

 部門別では、全体の7割を占める食料品が3.5%増。一方、衣料品は冬場の高気温による冬物の不振などが響き、5.3%減だった。 

 25年3月の売上高は1兆1116億円で、前年同月比2.2%増と、2カ月ぶりにプラスに転じた。同協会は「実質賃金の上昇が物価高に追い付いていないので、買い控えは続いている」と説明。コメについては、「備蓄米がそんなに出回っていないので、相場を落とすことには全然つながっていない」と指摘した。

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