コメリ、3月期決算は増収増益に転換
コメリ(新潟県)が4月22日に発表した2025年3月期決算(連結2024年4月1日~2025年3月31日)は、営業収益が前期比2.3%増の3,791億9,200万円、営業利益が1.4%増の223億9,600万円、経常利益が0.2%増の222億4,800万円、純利益は0.1%増の137億1,900万円となり、前期の減収減益から増収増益に転換した。
連結財政状態については、総資産が138億1,000万円増の3,866億6,100万円、純資産が100億6,800万円4増の2,463億1,600万円、自己資本比率は0.3ポイント改善して63.7%となった。
当連結会計年度は、26店舗を新たに出店。ハード&グリーンについては18店舗を退店し、うち16店舗については新たな商圏を獲得するため、業態転換と移転増床を実施。期末の店舗数は1,228店舗となった。
また、商圏拡大を支える物流センターの開設も進め、東海エリアでの出店強化と物流の効率化を図るため、12ケ所目の静岡流通センターの稼働を開始。また、最大規模となる関西流通センター(仮称)の建設にも着工した。
フォーマット別の売上高伸長実績は、パワーが3.0%増(既存店1.1%増)、PROが43.6%増(同6.1%増)、ハード&グリーンが0.1%増(同0.7%増)で、リピーターが増え、消耗品を中心に堅調に推移したPROが大きく伸長した。
売上総利益は26億6,500万円増の1,160億6,400万円。売上総利益率は0.02ポイントと微増だが31.79%となり、PB商品の売上高構成比が0.6ポイント上昇の48.3%まで高まったことが好影響を与えた。
3億600万円増えた営業収入を加えた営業総利益は29億7,000万円増の1,301億8,100万円。一方、販管費は、人件費の約14億円増、設備費の10億5,500万円増などで、計26億5,600万円増加したが、営業総利益の増加分が吸収し、営業利益を前期より3億1,500万円増やした。
2026年3月期の連結業績については、営業収益で3.1%増の3,910億円、営業利益で4.9%増の235億円、経常利益で6.5%増の237億円を見込み、増収増益の決算を計画した。