イズミ、本決算は2ケタ増収も2ケタ減益
イズミ(広島県)が4月14日に発表した2025年2月期決算(連結2024年3月1日~2025年2月28日)は、営業収益が前期比11.2%増の5,241億円、営業利益が19.1%減の254億円、経常利益が20.5%減の257億円、純利益は41.8%減の119億円となり、2ケタ増収・2ケタ減益の決算となった。
総資産は801億200万円増の5,696億1,100万円と膨らみ、純資産は49億8,500万円増の2,992億1,800万円、自己資本比率は7.2ポイント低下して50.1%に下げた。
小売事業の営業収益は11.6%増の5,069億8,500万円、営業利益は22.6%減の196億7,100万円。連結子会社ゆめマート熊本が、九州地域で西友が展開していた食品スーパー事業を承継したことなどが、連結営業収益の2ケタ伸長に寄与した。
営業総利益については122億3,800万円増の2,076億200万円。営業収益対比で39.6%となり前期に比べて1.9ポイント低下。一方、販管費は、事業承継に伴う人件費やその他販売費の増加など182億3,800万円増加し、営業利益で60億円減少。また、特別損失として減損損失77億5,500万円を計上したことなどが、純利益の減少に影響した。
2026年2月期の連結業績については、営業収益で12.6%増の5,901億円、営業利益で20.7%増の307億円、経常利益で18.2%増の304億円を計画。営業収益・利益とも大幅な伸びを見込んでいる。