コスモス薬品、第3四半期決算は大幅増益
コスモス薬品(福岡県)が4月14日に発表した2025年5月期第3四半期決算(連結2024年6月1日~2025年2月28日)は、売上高が前年同期比5.2%増の7,522億円、営業利益が33.2%増の316億円、経常利益が30.3%増の337億円となり、増収・2ケタ増益で推移した。
第3四半期連結累計期間は、さらなるローコストオペレーションを追求し、高品質な商品を可能な限り低価格で販売することに注力。また、出店については、自社競合による一時的な収益性の低下も厭わず新規出店を継続させ、新商勢圏へも店舗網拡大を進めた。
その結果、関東地区に16店舗、中部地区に21店舗、関西地区に13店舗、中国地区に6店舗、四国地区に6店舗、九州地区に19店舗、合計81店舗を新たに開設。スクラップ&ビルドにより1店舗を閉鎖したが、期間末の店舗数は1,570店舗に拡大した。
売上高の増加に伴い、売上総利益は195億4,400万円増加。売上総利益率が前年同期の19.5%から21.2%に上昇したことも売上総利益の増加を厚くした。一方、販管費については116億5,500万円増加したが、売上総利益の増加分が販管費の増加分を吸収し、営業利益で78億8,900万円増やすことにつながった。
2025年5月期の連結業績については、売上高で7.5%増の1兆370億円、営業利益で0.3%増の316億円、経常利益で0.3%増の344億円、純利益で0.2%増の245億円を達成する模様。