ジュンテンドー、本決算は減収も営業・経常利益が大幅回復

ジュンテンドー(島根県)が4月11日に発表した2025年2月期決算(非連結2024年3月1日~2025年2月28日)は、営業収益が前期比0.6%減の443億7,600万円、営業利益が48.1%増の4億7,200万円、経常利益が44.5%増の4億5,800万円、純利益は19.2%減の1億5,200万円となり、営業・経常利益は大幅に回復した。
財政状態については、総資産が3億6,000万円増の388億6,900万円、純資産が9,700万円増の129億2,500万円、自己資本比率は前期末同様の33.3%とした。
営業収益については、気候変動による季節商品への影響に加え、物価上昇を反映した節約意識の高まりによる買い控えや客数減少が続いたことから、前期を下回った。園芸植物や農業・園芸用品は、春先の低温・降雪や厳しい残暑などの天候が影響し、木材や建築資材は、住宅建築市場の低迷や資材価格の高騰により需要が低迷。
一方、夏場の猛暑と厳冬により、エアコン、暖房器具などの家電製品や季節衣料、灯油などが好調に推移したほか、衣類洗濯洗剤、家庭紙などの日用消耗品も堅調で、地震・台風対策用の防災関連商品もよく動いた。
営業収益は減少したものの、値入の改善による売上総利益の増加と経費の抑制による販管費減少で、営業利益、経常利益は前期を上回ったが、特別利益の減少と特別損失の増加で、純利益は前期を下回った。
売上高は2億8,200万円減の434億8,200万円。売上総利益は6,200万円増加して129億600万円となり、売上総利益率は0.4ポイント改善して29.7%に上昇。営業収入を加えた営業総利益は6,700万円増加して137億9,900万円となり、販管費が8,600万円減少したことから、営業利益は1億5,300万円増加した。
2026年2月期の業績については、営業収益で0.3%増の445億円、営業利益で1.5%増の4億8,000万円、経常利益で12.7%減の4億円を予想した。