アークランズ、本決算は増収増益に回復

アークランズ(新潟県)が4月11日に発表した2025年2月期決算(連結2024年3月1日~2025年2月28日)は、売上高が前期比1.6%増の3,157億2,700万円、営業利益が0.7%増の162億3,100万円、経常利益が15.5%増の191億6,900万円、純利益は11.0%増の101億2,600万円となり、前期の減収・2ケタ減益から増収増益に転じた。
連結財政状態については、総資産が160億7,600万円減の3,346億4,500万円、純資産が46億5,700万円増の1,214億6,700万円、自己資本比率は2.9ポイント上昇して36.1%となった。
小売事業では、売上高と営業収入を合わせた営業収益が0.6%増の2,552億7,000万円、営業利益は7.0%減の55億5,900万円と増収減益となった。
主力のホームセンター部門は、品目別では、家庭用品、カー・レジャー用品が堅調に推移したが、園芸用品が苦戦。2024年7月1日を効力発生日として行ったフレッシュハウスの完全子会社化によって、リフォームサービスの営業収益は28.0%増と大きく伸長した。
ホームセンターの店舗数は、スーパーセンタームサシ長岡店(新潟県長岡市)の移転増床、スーパービバホーム湘南平塚店(神奈川県平塚市)の出店と5店舗を閉店し、期末は4店舗減少して139店舗とした。
前年下期に行った価格改定により売上総利益率は改善。販管費については、宣伝広告のデジタルシフト、物流の効率化などで抑制を図り一定の効果はあったが、新規出店コスト、人件費単価、エネルギー価格の上昇などが負担となって営業減益につながった。
外食事業は、営業収益が8.4%増の561億4,500万円、営業利益が4.6%増の59億6,800万円と伸長。不動産事業は、営業収益が5.6%増の141億400万円、営業利益は6.0%減の36億9,500万円にとどまった。
2026年2月期の連結業績については、売上高で6.1%増の3,350億円、営業利益で18.9%増の193億円、経常利益で0.9%減の190億円を計画した。