サンデー、本決算は大幅な損失を計上
サンデー(青森県)が4月11日に発表した2025年2月期決算(非連結2024年3月1日~2025年2月28日)は、売上高が前期比1.7%減の465億8,700万円、営業損失3億300万円、経常損失2億6,200万円、純損失21億1,800万円となり、大幅な損失が発生した。
財政状態については、総資産が23億2,400万円減の328億6,900万円、純資産が23億900万円減の92億1,700万円、自己資本比率は4.7ポイント低下して27.9%となった。
2024年度は、客数や買上点数が伸び悩むなど厳しい経営状況が続いた。長引く物価高の影響による耐久消費財の買い控えがみられたことに加え、春先の低温や夏季の東北地方への台風上陸、長引く猛暑の影響などにより、DIY関連用品やガーデニング、レジャー・アウトドアなどの季節商品の需要が低下し、売上高は低調に推移。また、これらの商品群は比較的粗利益率が高く、低調に推移したことで全体の粗利益率を押し下げる結果となった。
注力しているペット専門店Zoomore(ズーモア)については、専門店ならではの品揃えやサービス、ペットとともに利用客に楽しんでもらえるイベント開催などが奏功し、売上高、営業利益とも前年をクリアした。
減収となったことから売上総利益は4億2,400万円減少し、売上総利益率は0.4ポイント悪化して31.2%に低下。販管費が2億5,800万円増えたことで、前期3億7,900万円の営業利益は3億300万円の損失に転じた。大幅な純損失については、不採算店舗の減損損失12億7,800万円の特別損失を計上し、繰延税金資産の取り崩しなどで法人税等調整額5億600万円を計上したことが影響した。
2026年2月期の業績については、売上高で2.6%増の478億円、営業利益で3億円、経常利益で3億1,000万円を計画している。