ベルク、本決算は売上高・利益とも2ケタ増
ベルク(埼玉県)が4月10日に発表した2025年2月期決算(連結2024年3月1日~2025年2月28日)は、営業収益が前期比10.2%増の3,877億円、営業利益が17.4%増の170億円、経常利益が16.1%増の173億円、純利益は16.0%増の123億円となり、売上高・利益とも2ケタ増を達成した。
連結財政状態は、総資産が163億円増の2,007億円、純資産は99億円増えて1,099億円、自己資本比率については0.6ポイント改善して54.8%となった。
連結会計年度の店舗投資については、新店として「練馬高松店」、「中之条店」、「葛飾高砂店」、「白岡上野田店」、「フォルテ桐生市場店」、「杉戸下高野店」、「クルベ北入曽店」の7店舗を出店。また、既存店6店舗の改装を実施し、惣菜や簡便商品を拡充し、快適な買物空間を提供するための設備の更新も行った。
販売政策では、ポイントカード販促や各種キャンペーンの実施やSNSを利用した情報の発信を行い、幅広い顧客層に向けて来店動機を高める施策を行ったほか、ネットスーパー「ベルクお届けパック」、独自の電子マネーカード「ベルクペイ」は導入店舗を拡大。また、移動スーパー「とくし丸」拡大の展開を続け、高齢者などに対する買物支援の取り組みを進めた。
物流体制では、商品を産地やメーカーから大量一括調達し、自社物流を活かした配送の高効率化などを行うことで、商品の価格強化と品質の安定化を推進。店舗作業に合わせた配送体制の見直しも引き続き行い、店舗運営の効率化に取り組んだ。
連結売上総利益は89億円増の1,030億円。売上総利益率は0.2ポイント下げて27.0%としたが、営業収入の5億円増で、営業総利益は94億円増の1,094億円を達成。販管費は69億円増えて924億円となったが、営業利益を25億円増やした。
2026年2月期の連結業績については、営業収益で6.8%増の4,141億7,200万円、営業利益で6.4%増の180億9,100万円、経常利益で5.0%増の182億6,300万円を計画した。