「新宿ミロード」、16日閉館=駅周辺で再開発―小田急グループ

小田急電鉄のグループ会社が運営を手掛ける新宿駅直結の商業施設「新宿ミロード」が、16日に閉館する。10~20代の若年層を主なターゲットに衣料店や飲食店などをそろえてきたが、駅周辺の再開発計画に伴い、約40年の歴史に幕を下ろす。
新宿ミロードは小田急電鉄の新宿駅真上に位置し、1984年10月に開業。区画内に新宿駅西口と南口をつなぐオープンモール「モザイク通り」を設置することなどにより、駅周辺のにぎわいをつくってきた。
モザイク通りは2023年3月に営業を終了。新宿ミロードの閉館後、小田急電鉄は解体に着工し、29年度までに跡地に地上8階、地下2階建ての商業施設を建設する予定だ。
新宿駅周辺では西口駅前でも再開発が進む。22年には駅西口の小田急百貨店新宿店本館が営業を終了し、隣接する「新宿西口ハルク」に移転した。百貨店跡地には小田急電鉄のほか、東京地下鉄(東京メトロ)と東急不動産の3社が地上48階建て、地下5階に及ぶ新たな施設を建設する計画だ。