セブン買収、検討は事実=「対応可能」―伊藤忠副社長

時事通信社
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セブン&アイ・ホールディングスのロゴマーク
〔写真説明〕セブン&アイ・ホールディングスのロゴマーク(AFP時事)

 伊藤忠商事の鉢村剛副社長は6日開いた2024年4~12月期の決算記者会見で、セブン&アイ・ホールディングスの創業家による自社買収計画への出資について「検討していることは事実だ」と明らかにした。一方で「決まっていることは何もない」とも説明した。

 伊藤忠側が買収計画への参画検討を公式に認めたのは初めて。鉢村氏は出資について「われわれ自身の資金調達に関する問題点がないようにした状況でないと検討できない」と指摘。「いかようにも対応できるということで検討している」と述べた。 

 創業家は、カナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールによる7兆円規模の買収提案に対抗する形で、セブン&アイの買収を計画。伊藤忠のほか、米投資ファンドのアポロ・グローバル・マネジメントやコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)などが出資を検討している。 

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