12月主要HC売上高動向 北日本、東日本で気温低下。冬物商品が堅調

ダイヤモンド・チェーンストア」記者 若狭靖代
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ビバホーム内観
12月は、曜日周りの影響で土曜日が1日少なかったが、売上は堅調に推移した

 主要ホームセンター10社の2024年12月の月次業績が出揃った。

 12月は、曜日周りの影響で土曜日が1日少なかったが、売上は堅調に推移した。ただし、伸び悩む客数を、客単価のアップでカバーしている状況は変わらない。

 12月は全国的に気温が低下し、下旬から北日本や東日本の日本海側を中心に大雪に見舞われたところもあり、石油ファンヒーター等の暖房用品や、作業用防寒などの季節品が伸びた。

 コメリによると、省エネにつながる断熱グッズの販売が堅調に推移した。コーナン商事は、10月以降の防犯関連用品の需要も継続し、補助錠、センサーライト、防犯カメラなども引き続き伸長した。

 既存店ベース売上高で、唯一マイナスとなったナフコは、日用品や家庭用品などセルフ部門が苦戦したとコメントしている。

主要HCの12月の売上増減(速報値) %

社名/業態 既存店 全店
売上高 客数 客単価 売上高
コメリグループ計 3.6 ▲ 0.5 4.1 5.1
PW 3.1 ▲ 0.2 3.4 5.1
PRO 5.8 2.7 3 49.9
H&G 3.8 ▲ 0.6 4.5 4.4
DCMホールディングス 1.6 ▲ 2.5 4.3 1.9
コーナン商事(連結) 3 0.4 2.6 6.4
アークランズ(専門店含む) 3 ▲ 0.9 4 3.3
ナフコ ▲ 3.7 ▲ 4.7 1 ▲ 3.9
アレンザホールディングス 2 ▲ 2.1 4.2 4.5
内HC事業 2.4 ▲ 2.2 4.7 4.9
ジョイフル本田 4.3 ▲ 1.7 6 4.7
ジュンテンドー(HC店舗) 1.7 ▲ 0.8 2.4 1.9
ハンズマン 2.5 0.8 1.7 2.5
イオン九州(HC業態) 2.8 1.7

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