良品計画、第1四半期決算は大幅に増収増益

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無印良品の看板
〔写真説明〕無印良品の看板

 良品計画(東京都)が1月10日に発表した2025年8月期第1四半期決算(連結2024年9月1日~11月30日)は、営業収益が前年同期比21.3%増の1,976億円、営業利益が58.2%増の219億円、経常利益が49.0%増の212億円となり、前年に続き大幅な増収増益となった。

 国内外での新規出店に伴う店舗数の増加に加え、国内の売上が好調に推移したことで、大幅な増収を達成。国内の売上伸長に伴い営業総利益率の改善が進み、販管費率も低下したことから、営業利益率は11.1%と伸長した。

 第1四半期末における無印良品(ライセンスドストアを含む)の店舗数は、国内外で計1,348店舗。国内では、郊外の生活圏を中心に29店舗を出店し、第1四半期末店舗数は649店舗となり、海外についても、中国大陸、台湾、タイ、ベトナムなどに23店舗を出店し、699店舗の展開となった。

 国内事業の営業収益は1,221億200万円(前年同期比25.0%増)、セグメント利益は150億3,600万円(同50.7%増)と、収益と利益を大幅に伸ばした。

  営業収益は、スキンケアや日用消耗品をはじめとする生活雑貨が好調に推移したほか、SNSや自社アプリMUJI passportなどを通じた継続的なマーケティング活動が集客に寄与。また、スキンケア商品を中心とした商品ミックスの改善により営業総利益が増加し、人件費をはじめとする販管費の増加を吸収して、営業利益で大幅増益を達成した。

 2025年8月期の連結業績については、営業収益で14.0%増の7,540億円、営業利益で14.0%増の640億円、経常利益で11.2%増の620億円を計画。2ケタ伸長の増収増益を見込んでいる。

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