マルヨシセンター、第3四半期決算は損失発生

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 マルヨシセンター(香川県)が1月14日に発表した2025年2月期第3四半期決算(連結2024年3月1日~11月30日)は、営業収益が前年同期比3.5%増の307億4,800万円となったものの、3,700万円の営業損失、4,500万円の経常損失が発生した。

 第3四半期連結累計期間は、顧客が「必要な時に」「必要なものが」「必要な数量」揃った売場を目指し、品切れさせない時間帯別の売場管理を徹底。また、サービス・品質・売場など総合的に満足してもらえる店づくりを進めた。

 これらの施策を反映させたフラッグシップモデル店舗として、四国戦略の1号店ともなる「三加茂店」(徳島県三好郡)を2024年11月に改装オープン。一方、製造工場の生産性向上も重要課題と捉え、製造商品の選択と集中による製造効率の向上や新しい製造機器への投資による生産性の向上にも取り組んだ。

 営業損失は、「三加茂店」の改装費用、イズミのランサムウェア感染被害の影響、システム統合に伴うシステム整備のための費用発生に起因するが、段階的に進めてきたイズミとの仕入、物流、システムの統合が2024年6月から本格稼働し、今後は仕入れ原価の低減や物流の効率化をさらに進め、利益拡大を図っていく。

 2025年2月期の連結業績については、営業収益で0.4%増の400億円、営業利益で24.7%減の3億1,000万円、経常利益で24.6%減の3億円、純利益で41.0%減の8,000万円を見込み、厳しい決算となる模様。

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