クリエイトSD、中間決算は売上高・利益とも好調
クリエイトSDホールディングス(神奈川県)が1月14日に発表した2025年5月期第2四半期決算(連結2024年6月1日~11月30日)は、売上高が前年同期比8.4%増の2,248億円、営業利益が6.2%増の104億円、経常利益が6.0%増の108億円となり、売上高・利益とも好調な伸びをみせた。
ドラッグストア事業では、23店舗を新規出店、契約期間満了により1店舗、経営効率化の観点から1店舗の計2店舗を閉鎖。調剤薬局については、ドラッグストア併設調剤薬局15店舗を開局した。
物販部門は、EDLP施策の継続推進により、既存店売上・客数が好調に推移。調剤部門においては、近隣医療機関との連携強化や各種加算の算定強化に注力したほか、電子処方箋の応需体制整備などにも取り組み、処方箋応需枚数と処方箋単価は堅調な伸びをみせた。
経費面では、現場での人時コントロールや、店舗屋上への太陽光パネル設置、新物流センターの稼働など、経費抑制の観点に加え、環境経営の推進にも積極的に取り組んだ。
介護事業では、おいしい食事が特徴の介護付有料老人ホームを2施設、リハビリを専門とする半日型のデイサービスセンター37施設を運営。有料老人ホーム、デイサービスとも接遇に力を入れ、利用者の満足度向上と稼働率向上に努めた。
連結売上総利益は42億8,300万円増の582億4,800万円。一方、販管費は給料・手当(12億7,400万円増)、減価償却費(3億8,800万円増)などが増えて36億7,300万円増となったが、売上総利益の増加分で販管費増加分を吸収した。
2025年5月期の連結業績については、売上高で8.4%増の4,576億円、営業利益で8.8%増の220億円、経常利益で7.3%増の224億円、純利益で5.2%増の144億円を予想。増収増益の好決算を見通した。