ライフ、第3四半期決算は利益で苦戦

Pocket

 ライフコーポレーション(大阪府)が1月10日に発表した2025年2月期第3四半期決算(連結2024年3月1日~11月30日)は、営業収益が前年同期比5.1%増の6,328億円、営業利益が8.0%減の176億円、経常利益が7.6%減の183億円となり、増収ながらも営業・経常利益は前年同期を下回った。

 小売事業については、営業収益が5.0%増の6,326億7,000万円、売上高が5.0% 増の6,093億5,900万円、セグメント利益は7.6%減の180億6,400万円。部門別売上高は、生鮮食品部門が5.7%増の2,666億600万円、一般食品部門 5.1%増の2,739億9,000万円、生活関連用品部門2.8%増の517億3,600万円、衣料品部門1.6%減の170億2,600万円。

 第3四半期連結累計期間は、新規に10店舗をオープンし、既存店5店舗で「BIO-RAL(ビオラル)」商品や冷凍食品・手づくりパン・惣菜などの品揃えを拡充する改装を実施。また、ネットスーパーの拡大、鮮度・おいしさを追求した商品施策などを実施した結果、増収を達成。一方、販管費は、新規出店に伴う賃借料などの各種物件費の増加に加え、人への投資・処遇改善などに伴い人件費も増加したため、カイゼン活動による生産性の向上、コスト最適化の取り組みなどを推進したが、営業減益となった。

 2025年2月期の連結業績については、営業収益で5.4%増の8,534億円、営業利益で2.4%増の247億円、経常利益で2.2%増の255億円、純利益で0.4%増の170億円の増収増益を達成する見通し。

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2025 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態