ウエルシアHD、第3四半期決算は営業・経常20%を超える減益

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ウエルシアホールディングス(HD)の看板
〔写真説明〕ウエルシアホールディングス(HD)の看板 (時事通信社)

 ウエルシアホールディングス(東京都)が1月8日に発表した2025年2月期第3四半期決算(連結2024年3月1日~11月30日)は、売上高が前年同期比4.6%増の9,519億円、営業利益が26.5%減の228億円、経常利益が23.2%減の263億円で、増収も20%を超える減益となった。

 第3四半期連結累計期間は、3月に「エクスチェンジ」を完全子会社化、9月にウエルシア薬局を存続会社として「とをしや薬局」を吸収合併。また、9月と10月には「ウェルパーク」と「ウエルシアパートナーズ」(旧東電パートナーズ)を完全子会社化した。

 売上高については、調剤が前年同期比9.6%増の伸びをみせ、連結の4.6%増に寄与。また、既存店売上の伸長やM&Aによって増収を達成したものの、人材への積極的な投資による人件費増加で、営業利益は計画に対して2億1,200万円の未達となった。

 売上総利益は102億700万円増の2,849億6,400万円としたが、売上総利益率が前年の30.2%から29.9%へ0.3ポイントダウン。一方、販管費については、184億5,600万円増えて2,621億800万円となり、営業利益で82億4,900万円減らした。

 2025年2月期の連結業績については、売上高で6.4%増の1兆2,950億円、営業利益で21.4%減の340億円、経常利益で20.4%減の380億円、当期純利益で28.2%減の190億円を予想。増収・2ケタ減益の決算を見通した。

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