カインズ、土壌分析技術「SOFIX」を用いた農業肥料をSOFIX・立命館大学と共同開発

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「オーガニック野菜畑の土」(左)「SOFIXパウダー」(右)
「オーガニック野菜畑の土」(左)「SOFIXパウダー」(右)(カインズ ニュースリリースより)

 カインズ(埼玉県)、SOFIX(滋賀県)、および立命館大学(京都府)は、土壌分析技術「SOFIX」を用いた農業肥料を共同開発したことを1月9日に発表した。

 販売は2024年12月24日から、カインズ甲賀店(滋賀県)、カインズ亀岡店(京都府)、およびオンラインショップで順次限定販売を開始している。

 SOFIXは、日本の土壌環境を改善し、有機農業を支援する技術を開発した企業であり、微生物中心の土壌分析を通じて、地域資源を活用した持続可能な農業の推進に取り組んでいる。

 今回の開発は、就農者の減少や異常気象、肥料価格の高騰など、農業を取り巻く環境が変化する中、持続可能な園芸・農業を実現するための取り組みとして行われた。

 販売される2種類の農業資材には、土壌の肥沃度を詳細に数値化し、不足する成分を的確に補う技術「SOFIX」が使用されている。この技術は、現状の土壌に不足する成分を補い、有機農業を安定的に実現するものであり、世界初の技術とされている。これにより、地球環境の保全と有機農業の促進に貢献する。

 今後、カインズ、SOFIX、立命館大学は、この技術を基盤とした製品開発や土壌分析サービスなどの展開を検討しており、園芸・農業の持続可能性を高める活動をさらに推進する。また、家庭菜園などを通じて、利用者に「失敗しない」「成功体験」「つくる楽しさ」を提供する機会の拡大を目指すとしている。

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