〔決算〕サイゼリヤ、24年9~11月期は増収営業増益=国内外好調で過去最高

時事通信社
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 サイゼリヤ=2024年9~11月期の連結業績は増収営業増益で、売上高、営業利益ともに9~11月期として過去最高となった。アジア地域が好調だったほか、国内ではQRコードを活用したテーブル注文などの導入を進めたことで待ち時間が短縮。地方店を中心に客数、客単価の上昇につながった。会計上の処理を変更したことに伴い、純利益は前年同期比1.7%減だった。 

 松谷秀治社長は東京都内で開いた決算説明会で「利益率を上げることが今期最大の目標」と話した。原材料費については、「コメや野菜類の異常な高騰が原価悪化につながっているが、外的要因で急激に上がった原価をすぐに下げる緊急的な手段はない」と語り、営業時間の見直しや仕入れ部門のコストダウン、店舗での商品管理の徹底などを通じて利益率を上げていくと強調した。

 25年8月期の連結業績予想は据え置いた。

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