【マニラ時事】アジア開発銀行(ADB)は19日、2023年のアジア太平洋46カ国・地域(日本など除く)の経済成長率について、4.8%との予測を発表した。域内の内需は根強く、米国など先進国の金融引き締めの影響はほとんどないとして、4月時点の予想を据え置いた。
ただ、ロシアによるウクライナ侵攻や、エルニーニョ現象を含む気候変動の影響を受ける可能性はあると指摘した。
中国の成長率も5.0%を維持、サービス分野が特に強いという。中国を除いた成長率は4月時点の4.6%から4.5%に下方修正。46カ国・地域のインフレ率は4.2%から3.6%に引き下げた。