岩谷産業などは29日、オーストラリアで事業化を検討していた再生可能エネルギー由来の「グリーン水素」製造について、丸紅や関西電力、現地電力会社など日豪シンガポールの5社で基本設計の開始に合意したと発表した。2028年の量産開始を目指す。
まずは豪クイーンズランド州で年間7万トンを製造し、31年以降には26万トンまで増産する計画。一部は液化して日本に輸入され、関電が火力発電の燃料として活用する。
岩谷産業などは21年に共同調査を開始していた。今後、5社は100億円を投資し、水素貯蔵施設などの基本設計を進める。