キリンビールは23日、生ビールを自宅に定期配送して専用サーバーで楽しめるサービス「ホームタップ」について、利用できるブランドに「木内酒造」(茨城県那珂市)のビールが加わると発表した。商品を増やし、サービス利用者の増加やクラフトビール市場の活性化につなげる狙い。
ホームタップでは、キリンの商品だけでなくヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)などのビールも楽しめる。他社のサービス参画は木内酒造で3社目。23日からは、一定期間は基本料金や解約手数料が不要で、ビール分の料金のみでホームタップが試せるキャンペーンも開始。クラフトビールの認知度向上を目指す。
キリンビール事業創造部長の山田雄一氏は東京都内での記者発表会で「ラインアップの拡充だけでなく、法人向けサービスなども検討していく」と、クラフトビール市場の拡大に意欲を示した。