民間シンクタンク10社による2022年10~12月期実質GDP(国内総生産)改定値の予測が3日までに出そろった。平均値は前期比0.2%増で速報値と変わらず、この成長が1年間続いた場合の年率換算は0.7%増(速報値0.6%増)とわずかな上方修正を見込む。GDP改定値は9日に内閣府が発表する。
財務省が2日に発表した昨年10~12月期法人企業統計調査の結果を受け、企業による設備投資は10社中6社が上方修正を予想したが、平均値は速報値の0.5%減と変わらなかった。公共投資は0.1%減(速報値0.5%減)と上方修正を予測する。
法人企業統計では、金融業と保険業を除く全産業の設備投資額が前年同期比7.7%増で、7四半期連続の増加だった。