【北京時事】中国国家統計局が1日発表した2月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は52.6と、前月から2.5ポイントの大幅上昇となった。景気の拡大・縮小を判断する節目の50を上回るのは2カ月連続。新型コロナウイルスの感染拡大が一服する中、冷え込んでいた景気が急速に回復しているもようだ。
主要構成指数では、需要の強さを示す新規受注が3.2ポイント上昇。供給の強さを示す生産は56.7となり、昨年9月以来5カ月ぶりに節目を上回った。
中国での爆発的なコロナ感染拡大は今年1月ごろまでに一服。市場では消費や生産の先行きに楽観が広がっている。
同時に発表されたサービス業の動向を示す非製造業ビジネス活動指数は56.3と、前月から1.9ポイント拡大。前月に続き鉄道や航空が好調だった。