長野県の「松本パルコ」が25年2月末で営業終了 従業員の雇用は継続

ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室
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長野県松本市の「松本パルコ」
1984年8月の開業から38年にわたって営業を続けてきたが、近年は売上が低迷していた

 パルコは2月27日、長野県松本市で運営する「松本パルコ」の営業を2025年2月末で終了すると発表した。1984年8月の開業から38年にわたって営業を続けてきたが、競合状況や建物の老朽化などをふまえ閉店することを決めた。

 松本パルコは1996年に増床、店舗面積は約2万2000㎡となっている。テナント取扱高は2021年度実績で39億8600万円で、松本市中心部の競合に加え、郊外での競合店の開業が続いていることなどから、近年は売上が低迷していた。

 親会社のJ.フロントリテイリングは、「限られた経営資源を成長分野に再配分し、持続的な成長につなげていくため、松本パルコの営業終了を決定した」としている。従業員の雇用については、原則として配置転換などにより継続する。

 また、パルコでは同日、20年2月末で営業を終了した「熊本パルコ」(熊本市)跡地に開発されるビルの低層階に出店する商業施設「HAB@(ハブアット)」の入居テナントを発表した。

 大創産業が運営する300円を中心価格帯とする生活雑貨店「Standard Products(スタンダードプロダクツ)」やバッグ・ゴルフファッションの「BRIEFING(ブリーフィング)」、コーヒー豆・輸入食品の「ジュピター」、東京・中目黒で人気のベーカリーカフェ「flour+water(フラワーアンドウォーター)」など20店が出店する。

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