1月の中国景況感、50.1=コロナ好転で4カ月ぶり節目超え

時事通信社
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中国・北京のスーパーで、買い物をする親子連れ
〔写真説明〕中国・北京のスーパーで、買い物をする親子連れ=2022年12月(EPA時事)

 【北京時事】中国国家統計局が31日発表した1月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は50.1だった。前月(47.0)から大幅に改善し、景気の拡大・縮小を判断する節目の50を4カ月ぶりに上回った。新型コロナウイルスの感染状況が好転しつつあり、生産活動が正常化に向かっているもようだ。

 中国では昨年12月、感染拡大を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策が破綻し、感染者数が一気に増加、生産やサプライチェーン(供給網)の混乱が深刻化した。ただ、感染者数は既に全人口の8割超に達し、感染のピークは越えたとみられている。

 PMIを構成する主要指数では、供給の強さを示す生産が49.8と、前月から5.2ポイント改善。需要の強さを示す新規受注は50.9と節目を回復した。

 同時に発表されたサービス業の動向を示すビジネス活動指数は54.4。PMIと同様、4カ月ぶりに50を上回った。厳格な移動規制の撤廃を受け、春節(旧正月)連休の国内旅行者数は前年から大幅に増えており、鉄道や航空が好調だった。

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