ライフ、3〜11月期の営業利益は31.2%減、光熱費中心に販管費が増加

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外出機会増加に伴う内食需要の反動減で売上高が伸び悩む一方、水道光熱費を中心に販売管理費が増加した。

 ライフコーポレーションが発表した2022年3〜11月期の連結決算は、営業利益が前年同期比31.2%減の135億円となった。外出機会増加に伴う内食需要の反動減で売上高が伸び悩む一方、水道光熱費を中心に販売管理費が増加した。

 営業収益は5686億円、営業収入を除く売上高は5486億円だった。今期から「収益認識に関する会計基準」を適用しているが、前年同期との単純比較では、営業収益が1.1%減、売上高は1.6%減だった。売上総利益も1.0%減少した。

 販売管理費は、エネルギー価格高騰による水道光熱費の上昇、新規出店に伴う賃借料など物件費の増加に加え、採用強化で人件費も増え、4.1%増の1763億円となった。

 営業施策としては、健康・自然志向に対応したプライベートブランド「ビオラル」などオリジナル商品の開発強化、全店の約7割に当たる207店へのビオラルコーナーの設置拡大、アマゾンの有料会員向けネットスーパー事業の配送エリア拡張などに取り組んだ。

 店舗については、4月に旗艦店として開店した「セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店」(東京都渋谷区)など10店を新規出店した。

 22年10月に下方修正した通期業績予想に変更はない。23年2月期連結決算は、営業収益が7630億円、営業利益が25.9%減の170億円、純利益は24.4%減の115億円を見込む。

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