東武ストア、自律走行ロボットで商品宅配の実証実験 東京「勝どき店」で

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東武ストアが実証実験で使用する自動配達ロボット「デリロ」
自動宅配ロボット「デリロ」が、歩道を走行して商品を配達する

 東武ストアは、自律走行ロボットで店舗から商品を宅配する実証実験を行う。ENEOSホールディングスやロボットベンチャーのZMP(東京都文京区)などが、東京都中央区の一部エリアで実施する実証事業に参加する。

 専用サイトやスマートフォンアプリから注文を受けた商品を、「東武ストア勝どき店」からZMPが開発した自動宅配ロボット「デリロ(DeliRo)」で配達する。対象商品は酒類、飲料、調味料、菓子などの加工食品300品目。

 実証実験にはファミリーレストランの「サイゼリヤ」「デニーズ」なども参加し、12月1日から始まっており、2023年3月末まで行われる。東武ストアは、23年1月10日から参加する。

 配送先は、中央区佃・月島・勝どきエリアの約1万7000戸。デリロが最高時速6kmで歩道を走行し、商品を届ける。利用者はデリロの扉を開けて、商品を受け取る。

 ENEOSやZMPなどは21年2月と22年2月にも、佃・月島・勝どきエリアでデリロによる宅配実証を行っており、今回が第3弾となる。第2弾では「ダイエー月島店」などが参加した。第2弾の実証期間が1カ月だったのに対して今回は4カ月と長く、運用するロボットの台数も第2弾の2台から4台に増やした。

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