アマゾン、米国内ポップアップストア全て閉店へ 書店増設に力点

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3月6日、米アマゾン・ドット・コムは国内の短期営業店舗ポップアップストアを全て閉店し、書籍販売の実店舗「アマゾン・ブックス」の増設に力点を移す計画。写真はアマゾンのロゴ。昨年8月にフランスで撮影(2019年 ロイター/PASCAL ROSSIGNOL)

[6日 ロイター] – 米アマゾン・ドット・コムは国内の短期営業店舗ポップアップストアを全て閉店し、書籍販売の実店舗「アマゾン・ブックス」の増設に力点を移す計画。同社の広報担当者が6日、明らかにした。

株価はこの日の取引を1.4%安で引けた。米書店チェーン大手バーンズ・アンド・ノーブル(B&N)は8.9%急落。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は先に、アマゾンが米国内のポップアップストア87店舗を4月末までに全て閉店する計画と報じていた。

ポップアップストアはここ数年、アマゾンのAI(人工知能)スピーカー「エコー」などの目新しい商品を取り扱ってきたが、同社が2017年に買収した食品スーパー、ホール・フーズの広範な店舗網や昨年開設したレジ無しコンビニ「アマゾン・ゴー」で新製品を含む幅広い商品の販売が可能になった。

広報担当者によると、アマゾンはサイトで高評価の商品を取り扱う実店舗「アマゾン・4スター」も増やす計画。

同担当者は「熟考の結果、ポップアップ店舗を廃止する決定に至った。その代わりにアマゾン・ブックスとアマゾン・4スターを拡大する」と述べた。

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