ZOZOの対抗軸となるか? ユナイテッドアローズが合弁で試着アプリ「fitom」を開始

2019/03/01 16:52

アパレル大手のユナイテッドアローズ(竹田光広社長)は、三菱商事系コンサルティングファームのシグマクシス(富村隆一社長)、博報堂DYメディアパートナーズ(矢嶋弘毅社長)と合弁で、株式会社fitom(フィットム)を立ち上げ、試着アプリの提供をスタートした。

>>fitom公式ページ

 

fitomロゴ ZOZOTOWNを筆頭に、ECサイトでアパレル商品を購入する消費者が増えているが、ブランドやアイテムによってサイズはまちまちとなるなど、サイズ選びが難しい。また事前に実物を確認したいというニーズも高く、実店舗で実際に試着をしてから改めてECサイトで購入するケースも少なくない。また、実店舗に行く時間がない、販売員の接客が苦手などの理由で試着をする機会がないまま、ECサイトで購入している消費者も多く存在する。

 

 そうしたなかでアパレル業界では、ECサイトのさらなる活性化や、実店舗や販売スタッフのより一層の活用により、実店舗とオンラインストア双方の垣根を越えた新たな買い物体験の提供が求められている。

 

 新会社fitomでは、新しい買い物体験を提供する試着シェアアプリ「fitom」の開発と運用を行う。「fitom」は、実店舗の個人の試着情報をコンテンツとして共有することで、顧客の買い物体験をより便利なものに変え、アパレル企業にとっては販売促進を支援するアプリケーションとなる。「fitom」はユナイテッドアローズが独占的に使うものではなく、参加する様々なアパレルブランドが利用可能なプラットフォームという位置づけだ。

 

fitomイメージ

 

 試着シェアアプリ「fitom」の提供開始は2019年5月上旬を予定。参加ブランドを順次拡大し、2024年までに1000万ダウンロードを目指す。

 

 fitomの新しい点は、自分にぴったりあう商品を探すのではなく、他人の試着情報と履歴、自分の情報などから、この商品は自分に似合うだろうと類推する点にある。

 

 具体的に「fitom」ユーザーはネット通販で気になる商品を見つけた際、その商品の試着画像のリクエストを出す。実店舗を利用するユーザーがその商品を試着し、様子を撮影、アプリから試着画像をシェアする。それにより、ユーザーは試着情報を獲得することができ、試着したユーザーは該当商品のリクエスト件数に応じたインセンティブを獲得することができるという、試着情報のシェアリングサービスだ。

 

 これまでECでの購入を躊躇するユーザーの購買を後押しすることが期待できるほか、試着ユーザーの来店喚起も期待できる。双方のニーズがうまくからみあえば、店、ユーザー、試着ユーザーの3者にとってウィンウィンのものになるだろう。

 

アプリケーション名:fitom

提供開始予定時期 :2019年5月上旬
対応予定OS     :iOSおよびAndroid 
利用料金     :アプリダウンロード無料・会員登録無料


株式会社fitomについて

社名      :株式会社fitom (fitom Inc.) 読み方:フィットム
本社住所    :〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-28 虎ノ門タワーズオフィス9F
オフィス所在地 :〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-1-2 日比谷三井タワー12F
                ワークスタイリング 東京ミッドタウン日比谷内
代表者     :代表取締役社長 安藤 望
合弁事業開始日 :2019年3月1日
資本金     :1億円
株主構成    :シグマクシス 39%
         ユナイテッドアローズ 34%
         博報堂DYメディアパートナーズ 27%

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