2019/02/12

【カンロ】2018年度決算は増収増益と好調を維持、成長軌道に乗る


 カンロの業績が好調に推移している。2018年12月期の業績は、売上高が前期比7.7%増の229億4900万円で過去最高を達成した。営業利益は10億300万円(前期比5.9%増)、経常利益は10億4500万円(前期比4.4%増)と、増益となった。

 

 2018年度のキャンディ市場が全体に伸長したのを背景に、カンロの飴は「金のミルク」シリーズや「健康のど飴」シリーズ等の主力ブランド商品が伸長したことに加え、コンパクトサイズの新形態商品で新しい売場開拓に成功して前期比8.0%の増収となった。

 

 グミは前期比7.1%増とともに伸長した。グミは「カンデミーナグミ」が「ピュレグミ」に次ぐ主力ブランドに成長したことによって、前期比7.1%の増収となった。販売チャネル別の動向では、SM(GMS)が前期比4.5%増、CVSが前期比8.6%増と安定した伸びを示したのに加え、ドラッグストアチャネルが前期比17.5%増と大幅に伸長した。

 

 2019年度の事業計画では、ブランド基軸経営への進化をテーマとした「成長戦略」とサステナブル経営への深化をテーマにした「経営基盤の強化」を掲げている。

 

 「成長戦略」では、①既存ブランドの育成、新ブランド開発による売上拡大 ②研究開発体制の強化(R&Dセンター)③グミ生産能力の増強 ④売上原価率の低減の実現を目指す。

 

 同社の三須 和泰 社長は今後の市場の動向について「飴全体の市場の伸びはカンロが牽引した。これからはコンパクトサイズ商品がCVSなど新しい売場と新しいユーザーを開拓していくなかで伸びていく。長期的には若年層を中心に、グミの人気が高まると予想され、グミの売上が伸びていく」と語り、今後、カンロでは朝日工場と松本工場の2工場体制で、新たにグミの生産ラインを本格稼働させ、グミの生産に注力していく。

 

 「経営基盤の強化」では、①SDGsへの取り組み ②品質保証の充実 ③コーポレート・ガバナンス体制の強化 ④コンプライアンスの強化 ⑤株主・資本市場との対話深化を目指していく。

 

 2019年12月期の売上高は246億円、営業利益11億円、経常利益11億円、純利益7億5000万円を予測している。

 

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