パナソニック、公道で自動搬送ロボットが無人販売 東京・丸の内で実証実験

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パナソニックの自動搬送ロボット
遠隔監視で自動走行するロボットが指定ルートを巡回し、飲料などを販売する

 パナソニックホールディングスは12月1日から、東京・丸の内の公道で自動搬送ロボットを使った無人販売の実証実験を始める。公道におけるロボット単独での販売実証は国内で初めて。

 遠隔監視で自動走行する搬送ロボット「ハコボ」が、指定ルートを巡回しながら決まった地点でカプセルトイ(カプセルに入ったおもちゃ)や飲料などの無人販売を行う。実証期間は2023年2月4日までを予定する。

 パナソニックは神奈川県藤沢市のスマートタウン「Fujisawa SST」で店舗から住宅への配送サービス、茨城県つくば市で楽天グループおよび西友と連携した日用品の配送サービスなど、ロボット配送の実証実験を行ってきた。

 Fujisawa SSTでの走行時間が240時間に達したことから、「特定自動配送実証実験に係わる道路使用許可基準」に基づき道路使用許可を取得。これにより、公道審査を伴わない簡素な手続きで類似環境での他拠点展開が可能となり、11月11日に丸の内での道路使用許可を取得した。今回は、同制度に則った他拠点展開の第1号となる。

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