根本厚労相、毎勤統計不正で陳謝 3月から雇用保険を追加給付

2019/01/24 12:35
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1月24日、衆院厚生労働委員会は、閉会中審査を開き、毎月勤労統計の不正問題について質疑を行った。根本匠厚労相(写真)は陳謝するとともに、雇用保険などを3月から追加給付を開始すると語った。昨年10月に東京で撮影(2019年 ロイター/Issei Kato)

 

[東京 24日 ロイター] – 衆院厚生労働委員会は24日、閉会中審査を開き、毎月勤労統計の不正問題について質疑を行った。根本匠厚労相は長期間にわたって不正な調査が行われていたことに陳謝するとともに、雇用保険などを現在受給中の人に対して3月から追加給付を開始すると語った。

 

根本厚労相は「常に正確性が求められる政府統計について、こうした事態を引き起こしたことは極めて遺憾であり、国民にご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げたい」と陳謝。「真摯に反省し、信頼回復に全力をあげる」と強調した。

 

過少給付となっている雇用保険などの追加給付については「できる限り速やかに、順次、開始する予定」とし、まず現在の受給者に対して「新たに支給が行われる分について、3月から再計算した金額での支給を開始する」と語った。

 

過去に受給し、現在は終了している人に対しては、現住所の把握などの追加作業が必要とし、「今しばらく時間をいただきたい」とした。

 

そのうえで、厚労省が設置した特別監察委員会の議論を踏まえて「組織をあげて再発防止に取り組む」と語った。

 

(伊藤純夫)

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