【イオンリテール】スマホ無線を150店舗・6000台で採用、店内コミュニケーション用

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 イオンリテールは、店舗内での従業員同士のコミュニケーション用にスマートフォン(スマホ)の回線を利用した無線サービスを導入した。

 採用したのはシアンス・アール(東京都中央区)が開発した「Aldio(アルディオ)」で、スマホに専用アプリをダウンロードすると、スマホに触れることなくイヤホンとマイクを使って通話ができ、複数の従業員への一斉通知も可能。イオンリテールでは、レジ混雑時の応援要員の招集や値段や陳列場所がわからない商品の問い合わせ、従業員への指示などの業務連絡にアルディオを活用している。アルディオ導入によって、人・モノ・場所を探す時間を半分以下に削減できたという。

 イオンリテールは業務の効率化を進めるために2018年に店舗や事業会社を中心に約2万台のスマホを導入、アルディオの採用は約150店舗・6000台に広がっている。アルディオは通話内容を録音して後で再生したり、文字に変換したりすることもできる。翻訳機能を備えているため、今後は国籍が異なる従業員同士のコミュニケーションや外国人客への応対に活用することも検討している。

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