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消費増税へ十二分な対策打つ、デフレ脱却確かなものに=安倍首相

1月7日、安倍晋三首相は、経済3団体の新年祝賀パーティーであいさつし、10月に予定されている10%への消費税率引き上げを踏まえ、十二分な対策によって増税を乗り越え、デフレ脱却を確かなものにしていくと表明した。写真は都内で昨年10月撮影(2019年 ロイター)

 

[東京 7日 ロイター] – 安倍晋三首相は7日午後、経済3団体の新年祝賀パーティーであいさつし、10月に予定されている10%への消費税率引き上げを踏まえ、十二分な対策によって増税を乗り越え、デフレ脱却を確かなものにしていくと表明した。

 

首相は今年の経済政策運営について「消費税の引き上げ」を挙げ、「経済の足腰を強化していくことが求められている。成長力をつけていくことだ」と、引き続き経済最優先で取り組む意向を示した。

 

その上で、消費増税に向けて「前回の3%引き上げによって消費が落ち込んだ反省を踏まえながら、十二分な対策を打っていく」とし、「消費税の引き上げを乗り越えて、デフレ脱却を確かなものにしていきたい」と強調。国際情勢は「困難な状況」としながら、「それを乗り越えていきたい」と語った。

 

また「今年はしなやかに、寛容で謙虚な姿勢で政権運営を行っていきたい」と述べ、「平成最後の年、新しい時代の幕開けにあたって、政権運営を確かなものとしながら経済を成長させていく」と語った。

 

(伊藤純夫)