〔海外決算〕米ウォルマート、通期1株利益と売上高予想を上方修正
【ニューヨーク時事】米小売り大手のウォルマートは15日、2023年1月通期の調整後の1株当たりの利益予想について、前期比6~7%減(8月発表は9~11%減)と上方修正した。売上高見通しも5.5%増(同4.5%増)に引き上げた。今年8~10月期(第3四半期)の好業績を反映した。
同日発表した8~10月期決算は、売上高、1株当たりの実質利益とも市場予想を上回った。米国の既存店売上高(燃料除く)は8.2%増。純損益はオピオイド訴訟に絡む巨額の和解金が響き赤字となったものの、1株当たりの実質利益は前年同期実績を上回った。
同社はまた、200億ドルの新たな自社株買い計画を承認したことを明らかにした。
◇ウォルマート(WMT)決算の概要
22年8~10月期 市場予想 前年同期
売上高 152,813 147,745 140,525
純損益 ▲1,798 3,707 3,105
1株利益 1.50 1.32 1.45
(注)売上高と純損益の単位は100万ドル、▲は赤字、1株利益は調整後、ドル。市場予想はリフィニティブ調べ