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【全国スーパー】3月の既存店売上高は0.1%減、4ヵ月ぶりの前年割れ

 日本チェーンストア協会が発表した全国スーパー(加盟56社)の3月の売上高は、1兆607億円で前年同月比0.8%増、既存店ベースでは0.1%のマイナスだった。花見需要もあって食料品は堅調に推移したが、衣料品と住居関連商品が苦戦し、既存店売上高は4ヵ月ぶりの前年割れとなった。

 

 商品部門別の既存店売上高は、食料品が0.2%増。水産品とその他食品(加工食品など)は前年割れとなったが、農産品、畜産品、総菜が前年実績を上回った。衣料品は3.0%減、住関品は1.8%減だった。

 

 同時に発表した2017年度(17年4月から18年3月)の売上高は12兆9343億円で前年度比0.3%減、既存店ベースも0.3%減だった。相場高が続いた農産品の売り上げが伸びたことで、食料品の既存店売上高は横ばいだったが、衣料品が1.0%減と振るわず、住関品も1.7%減と苦戦した。1.3%減だった16年度に続き、2年連続で既存店売上高はマイナスとなった。