【ファストリ】今期営業利益を2250億円に上方修正、冬物販売好調で

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 ファーストリテイリングは4月11日、2018年8月期の連結業績(国際会計基準)の予想を上方修正した。売上高に当たる売上収益は前期比13.3%増の2兆1100億円、営業利益は27.5%増の2250億円となる見通し。従来予想に比べて、それぞれ600億円、250億円引き上げた。

 国内およびアジアを中心として冬物販売が好調で、上半期(17年9月から18年2月)の業績が計画を上回ったため。純利益の予想は従来から100億円引き上げ、前期比9.0%増の1300億円とした。

 同時に発表した上半期の業績は、売上収益が前年同期比16.6%増の1兆1867億円、営業利益が30.5%増の1704億円だった。

 海外ユニクロ事業の売上収益が29.2%増の5074億円となり、国内ユニクロ事業の4936億円(8.5%増)を上回った。海外では中国・香港・台湾と韓国でヒートテックやダウンなどがよく売れ、米国では商品構成の見直しなどにより赤字が縮小した。海外ユニクロ事業の営業利益は65.6%増の807億円と大幅に伸びた。

 一方、国内ユニクロ事業の営業利益は29.0%の887億円だった。国内でも冬物が好調でEコマースの売上高が31.6%伸びた。Eコーマスを含む既存店売上高は8.4%増だった。

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