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【SC売上高】17年の既存店は0.6%の増収、大都市で堅調

 日本ショッピングセンター(SC)協会が発表した2017年(1~12月)の全国SC売上高(推計、速報値)は、全SCベースで前年比2.1%増の31兆9868億円、既存SCベースで0.6%のプラスだった。既存SCの売上高が前年実績を上回るのは2年ぶり。

 

 1月と2月は前年比マイナスのスタートだったが、3月以降は10月を除いて前年を上回った。立地別では大都市中心地域の核テナントが5.6%増と好調だったほか、都市規模・地域別では政令指定都市が0.9%増となり、大都市で底堅さが見られた。

 

 一方、地方百貨店の苦戦もあり、中都市中心地域は前年を下回った。テナントの業種別では、飲食、サービス、雑貨が年間を通しておおむね好調だったが、婦人衣料では不振が目立った。

 

 調査は全国3195SC(15年12月末現在)から立地別・規模別に1000SCをサンプル抽出、473SCから回答を得た。