イオン銀行はキャッシュカードがなくてもATMでの入出金などができる生体認証システムを導入する。店頭での住所変更やカード再発行の手続きも、カードや印鑑、本人確認書類などがなくてもできるようになり、顧客の利便性が高まる。
11月27日からイオン銀行の神田店(東京都千代田区)、イオンモール津田沼店(千葉県習志野市)、イオンモールナゴヤドーム前店(名古屋市)など5店舗で導入、2018年度上半期中に全店舗導入を目指す。
ベンチャー企業のリキッド(東京都千代田区)が開発した大規模高速認証システムを採用した。指紋認証に静脈認証の機能を追加することでセキュリティを高めた。専用端末に指をかざすと、数秒で本人確認が終わる。
暗証番号を入力する必要がなく、生体認証だけで銀行取引を行うことができるサービスは、国内の銀行では初となる。