【アリババ】中国の大手小売業に約36%出資、仏オーシャン系のサンアート

2017/11/22 15:00
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 中国のインターネット通販最大手、アリババグループは同国2位の小売業で、仏オーシャン系のサンアートリテールグループに224億香港ドル(約3100億円)を出資し、同社の第2位株主となる。

 

 アリババが運営するブログ「アリジラ」で、11月19日に明らかにした。アリババはサンアートの大株主である台湾のルンテックスグループ(潤泰集団)からサンアートの株式の36.16%を取得する。

 

 調査会社ユーロモニターによれば、サンアートの2016年度の売上高は958億8500万元(約1兆6300億円)で、チャイナリソースホールディングス(華潤創業)に次いで中国第2位の小売業。仏小売業大手のオーシャングループとルンテックスが共同で設立した。アリババによる株式取得後は、株式の36.18%を保有するオーシャンが筆頭株主となり、ルンテックスの保有比率は4.67%に下がる。

 

 サンアートは「RTマート」「オーシャン」の店名で、446店舗のハイパーマーケット(大型の総合ディスカウントストア)を展開している。

 

 アリババはネットとリアル店舗を融合するオムニチャネル化を進めており、今年6月には中国大手スーパーのリエンフア・スーパーマーケット(聯華超市)に約18%を出資することで合意した。

 

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