インターネット通販大手のアスクルは、大阪府吹田市に延床面積約16万5000平方メートルと自社最大規模の物流センター「アスクルバリューセンター(AVC)関西」を開く。物流施設大手のグローバル・ロジスティクス・プロパティーズ(東京都港区)が建設した「GLP吹田」を借り受け、2018年2月の全面稼働に向けて準備を進める。
AVC関西はアスクルとしては8ヵ所目の物流拠点で、法人向けの「アスクル」と一般消費者向けの「ロハコ」の両方の物流機能を担う。年中無休で24時間稼働し、年間1000億円規模の出荷能力を目指す。
17年2月に埼玉県三芳町にある同社の物流センターで大規模な火災があったことを踏まえ、AVC関西では防火設備を増強、初期消火訓練などの消防体制も強化する。