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【街角景気】6月の現状判断は3ヵ月連続の改善、小売関連も上昇

 内閣府が発表した6月の景気ウォッチャー調査によると、街角の景気判断を示す現状判断指数(季節調整値)は、前月から1.4ポイント改善して50.0となった。上昇は3ヵ月連続。好不況の分かれ目となる50の水準に届いたのは、昨年12月以来、6ヵ月ぶりとなった。

 

 雇用関連が3.0ポイント上昇して57.2となったほか、企業動向関連も1.0ポイント改善し、52.5となった。家計動向関連は1.2ポイント上昇の48.1だったが、50の水準には届かなかった。家計動向のうち、小売関連は2.2ポイント上昇の47.3と2ヵ月ぶりに改善した。

 

 2?3ヵ月先の景気の先行きに対する判断指数は、前月を0.9ポイント上回る50.5と3ヵ月連続で上昇した。小売関連は1.0ポイント上昇の48.6だった。

 

 先行き判断の理由としては、「来客数はやや改善しているものの、1品単価、販売量は依然として落ち込みが続いている。この状況は今後も続くとみている」(東北のスーパー)、「来店客に対する高齢者の比率が高くなっているので、先行き、買い上げに大きな変化はない」(北関東のコンビニ)といった声が寄せられている。