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【丸井】「川崎店」を18年1月閉鎖、利益改善のめどつかず

 丸井グループは5月22日、川崎駅東口の商業施設「川崎ルフロン」の核店舗として出店している「丸井川崎店」を2018年1月で閉鎖すると発表した。

 

 同店は1988年に開業したが、駅西口に大型商業施設「ラゾーナ川崎プラザ」がオープンするなど、地域の商業環境が変化したことから売り上げが低迷。追加投資しても利益改善は難しいと判断し、撤退を決めた。同店の閉鎖に伴い17年3月期決算で特別損失12億円を計上した。

 

 丸井では直営売り場や消化仕入れ方式のショップを減らし、定期借家権付賃貸借契約のテナントに切り替えるショッピングセンター(SC)化によって小売事業の利益改善を図っている。17年3月期でSC・定借化した面積は全体の62%まで増えたが、川崎店は定借化ができないことも撤退の理由となった。