【全農】回転ずし最大手のスシローに出資、最大40億円

　全国農業協同組合連合会（JA全農）は、回転ずしチェーン最大手「あきんどスシロー」を傘下に持つスシローグローバルホールディングス（GHD、大阪府吹田市）に出資する。スシローは３月30日、東京証券取引所への再上場を予定しており、これに合わせて実施される株式売り出しで、40億円を上限に同社の株式を取得する。

 

　全農は今回のような出資を含めて外食事業者や食品メーカーとの連携を今後も強化し、同社が取り扱う農産物の販売拡大につなげる方針だ。

 

　スシローGHDの前身、あきんどスシローは2003年９月に東証２部に上場したが、投資会社のユニゾン・キャピタル・グループと組んでMBO（経営陣が参加する買収）を実施、09年４月に上場廃止となった。

 

　その後、親会社がユニゾンからペルミラ・アドバザーズ・グループに異動、15年３月に持ち株会社化し、現在の社名となった。スシローGHDの16年９月期の売上収益（売上高）は前期比8.5％増の1477億円、営業利益は9.0％増の75億円だった。