家電量販店のノジマ（横浜市）は１月31日、ニフティの個人向け事業を親会社の富士通から買収すると発表した。個人向けのインターネット接続サービスやウェブサービス（ウェブサイト運営やソーシャルネットワーキングサービスなど）を現ニフティから切り離して設立される新会社（新ニフティ）の株式を約250億円ですべて取得する。買収資金は銀行借り入れでまかなう。
ノジマはデジタル家電の販売を強みとしているほか、グループで全国に796店舗（2016年末現在）の携帯電話販売店を展開している。デジタル家電やスマートフォンなどのデジタル端末とネット接続サービスなどを組み合わせて販売することで相乗効果を出す。通信回線やソフトウエアの設定などのサービスも強化する。
新ニフティが継承する事業の売上高は16年３月期で602億円、営業利益は15億円となっている。