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【独メトロ】分割する家電事業の社名は「セコノミー」に

 ドイツ小売業最大手のメトログループは12月15日、2017年に分割を予定する家電事業の社名を「CECONOMY(セコノミー)」にすると発表した。

 

 同社は3月、17年半ばまでに卸・食品専門事業と家電事業に会社を分割すると発表していた。卸・食品専門事業は社名をメトロとし、会員制卸事業の「メトロ・キャッシュ&キャリー(C&C)」とハイパーマーケット事業の「レアル」を引き継ぐ。家電事業は欧州最大の家電専門店「メディア-サターン」を傘下に持つ持ち株会社となる。17年2月6日を予定する株主総会で、会社分割を正式に決定する。

 

 同社が発表した16年9月期の業績は、売上高が前期比1.4%減の583億1700万ユーロ(約6兆6809億円、1ユーロ=123円換算)、EBIT(税・金利支払い前利益)が3.2%増の15億6000万ユーロ(約1918億円)、純利益が5.7%増の7億2700万ユーロ(894億円)だった。店舗閉鎖・売却の影響で売上高は減少したが、為替変動の影響を除けば0.4%増、既存店売上高は0.2%増だった。

 

 事業セグメント別のEBITは、メトロC&Cが0.7%減の10億4300万ユーロ、レアルが13.6%増の1億ユーロ、メディア-サターンが2.7%増の4億5400万ユーロだった。