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【米クローガー】2000人の希望退職を募集、管理部門をスリム化

 米スーパーマーケット(SM)最大手のクローガーは12月15日、管理部門を中心に約2000人の希望退職を募集すると発表した。

 

 同社は2016年8?10月期まで既存店売上高が53四半期連続で増収を続けているが、食品の価格競争激化とガソリン価格の下落で粗利益率が悪化、同業のラウンディーズ買収などで販売管理費も増加しており、16年2?10月期の営業利益は2.6%減の25億7800万ドルと減益だった。管理部門をスリム化することでコスト削減を図る。

 

 希望退職の募集は店舗従業員を含まず、店頭でのサービスレベルは維持する。希望退職に伴う一時的なコストは応募人数によるため明らかにしていないが、17年2?4月期の決算に計上する。

 

 同社は2796のSM店舗、787のコンビニエンスストア店舗、324の宝飾品店のほか、38の食品加工工場を運営しており、従業員数は43万1000人に上る。